長期金利 2023 1 14

 本来は、長期金利は市場で決まるものです。
しかし、景気を支えるために、
日本銀行が市場から長期国債を大量に買い取って、
長期金利を低く保ってきました。
 日銀は長期金利の上限を設定して、
上限を超えないように買い取ってきたのです。
 日銀は政府から新規国債を買うことはできませんので、
市場から中古の国債を買ってきたのです。
 しかしながら、市場から中古の国債が枯渇する可能性があります。
また、国債保有者が大量に売りを出す場合があります。
 もし、市場に大量の売りが出たら、
長期金利は上昇しますので、
日銀が市場から国債を買い取ってきたのです。
 しかしながら、長期金利は市場で決まるものです。
また、現在の物価水準を考えれば、
長期金利は低すぎると考える投資家が出てくるでしょう。
 ただし、日本の問題は長期金利が上昇すると、
国の予算の利払いが増えることです。
 だからこそ日銀は長期金利を低く保ってきたと言えるかもしれませんが、
永久に続けられる金融政策ではありません。
 現状を考えると国債管理政策を考える時が来ていると思います。
国債市場が堅調だった時期に50年国債や100年国債を考えるべきでした。

















































































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